電子定款で合同会社の設立
今日は、合同会社設立です。
合同会社設立の流れ
合同会社設立の流れとしては、次のようになります。
①定款作成
②資本金振込
③登記申請
株式会社の場合だと、定款作成した後に、公証人の定款認証が必要になりますが、合同会社の場合はこの手続きがないので、その分手間がなくなります。
定款を作成して紙で作成した場合は、4万円の印紙代がかかりますが、電子定款にした場合には、この費用がかかりません。
そのため、今回は電子定款で申請をすることにします。
必要なもの
電子定款での申請で必要なものは、次のものになります。
・マイナンバーカード
・カードを読み取るリーダー
カードリーダーはSONYのパソリが有名定番ですが、在庫がなかったのでこちらのリーダーを使ってみました。
Rocketek接触型 USBタイプ ICカードリーダー・ライター
WINDOWS10の場合は、ドライバーのインストールも必要ないので、全然問題なく電子署名完了でした。
必要環境
電子定款を作成する上で必要な環境があります。
今回は次のような環境でやりました。
①Adobe acrobat dc
②署名プラグインソフト
③申請用総合ソフト
①は、通常のAdobe Readerとは違い有料のソフトになります。
しかし、無料体験版というのがあり、7日間無料で使用できます。
②、③は
www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp
で無料ダウンロードします。
これらを準備したら完了です。
必要書類
必要書類としては、定款の内容で変わってきますが、今回は次の書類を用意しました。
・登記申請書
・就任承諾書
・代表社員、本店所在地、資本金決定書
・払込みがあったことを証する書面
・印鑑カード交付申請書
・CD-R
これらを準備して登記することになります。
登記申請書の書き方については、このように公開されていますので、参考にして修正していけば終了です。
最後に
合同会社は、公証人の定款認証がいらないので、手続きが簡素になりますし、設立も若干早くできます。
合同会社というとちょっと前までは、それほど認知されていませんでしたが、今は知っている人も多くなってきていますし、会社としての税金面や待遇も相違はないので、合同会社という選択肢も候補に入れてもよいかもしれません。
ちなみにアマゾンさんも合同会社です。
株式会社にしたいと思えばいずれ、組織変更もできるので、まずは合同会社設立という方法もありですね。